【初心者向け】ファンタジーボードゲーム『ハラルド(Harald)』のルールと攻略法

2020年6月4日ボードゲーム評価

最近遊ぶようになったボードゲームに『ハラルド(Harald)』というのがあります。

ファンタジー世界が舞台なのですが、登場するのは動物たち。

ただやっていることは、互いの村の威信を比べ合うというマウント合戦です。

日本語版は発売されていないようですが、ルールが分かれば遊べますので輸入版でいいかと思います。

使用するカードも6種類だけです。

わかりやすそうニャ。

Steamでデジタル版があるので、とりあえずルール把握したい人はここから試すといいかと。2人~4人用です。

それではルールなどを解説していきます。またカードの評価や攻略法についても述べていきます。

 

ルールをざっくりと説明

ゲーム開始時

1、まずたがいに手札を5枚ずつ配ります。

2、1枚を村(自分のすぐ手前)に置きます(以降、手札は4枚でプレイ)。

ゲーム開始後

1、手札から1枚を評議会(テーブルの中央。共通スペース)に置きます。

2、手札から1枚を村に置きます。

3、点数は評議会と村に置かれている同種カードの数の掛け算です。

たとえば評議会にスカウト2枚、村にスカウト1枚置いてある場合は2X1=2点。評議会は共有スペースなので誰のカードでも点数(威信)計算に含まれます

4、手札を2枚補充(山札か中央に並べられた4枚のカードから)。

5、10ターン繰り返して点数(威信)の多い方が勝ち(10ターン目は村だけにカードを置く)。

基本ルールはこれだけなのですが、カードそれぞれに効果があり、それで点数が倍増していきます。

このカード効果が本作の醍醐味です。いわゆるカードコンボですね。

 

カード効果の解説

カードには

・配置効果:村に配置した瞬間に1度だけ発動する効果

・得点効果:点数(威信)を得るための永続効果

の2種類があります。

村に配置したときの効果は、発動させずにスキップしてもかまいません。

狼のスカウト

配置効果:このターン、評議会に配置したカードの配置効果を実行。ただし評議会にもスカウトを配置した場合は何の効果もなし。

得点効果:村にある裏返しになっているカード1枚につき2点(裏返しについてはイノシシの鍛冶屋を参照)。

評価:後述するヤギの船乗りとのセットで点数を稼ぐためのカード。

イノシシの鍛冶屋

配置効果:好きなプレイヤーの村、もしくは評議会のカードを合わせて2枚裏返しにする(同じ場所のカードを2枚裏返すのは禁止)。裏返しにされたカードは0枚として扱う(要は点数計算できなくなる)。

得点効果:自分の村にいる戦士の数が鍛冶屋より多ければ4点を得られる。

評価:村に1枚あればOK。残りはすべて評議会送りにしよう。

クマの戦士

配置効果:好きなプレイヤーの村からカードを1枚取り、山札の一番下に戻す。そのあと山札を1枚引いてそのプレイヤーの村に置く。

得点効果:村にいる吟遊詩人1人につき1点。

評価:村にいくらあっても困らない。吟遊詩人と一緒に増やしていこう。

キツネの吟遊詩人

配置効果:自分の手札にあるカード1枚を、村に置かれたカード1枚と交換する。

得点効果:村にいる吟遊詩人が商人の数よりも多いとき、4点を得られる。

評価:戦士と同様、村にいくらあっても困らない。どんどん増やそう。

ヤマネコの商人

配置効果:自分の村にあるカード1枚を、他のプレイヤーの村にあるカード1枚と交換する。

得点効果:村にいる船乗り1人につき1点。

評価:基本的に村に置かなくてもいい。評議会にたくさん置かれていれば1~2枚ぐらい置くのも可。吟遊詩人の枚数と相談。

ヤギの船乗り

配置効果:村にあるカード1枚を、評議会にあるカード1枚と交換する。

得点効果:村にいるスカウトと船乗りが同数のとき、4点を得られる。

評価:スカウトとのコンボに使用。配置効果が便利。

 

コンボについて

カードどうしのシナジー効果で点数をアップさせることができます。上手く組み合わせましょう。

それと裏返しになったカードは、手札とのスワップ(吟遊新人の配置効果)で表向きになります。

組み合わせ(コンボ)例

吟遊詩人(1枚)+商人(0枚)=4点
商人が村にいなければ、吟遊詩人を置くだけで4点です。

船乗り(1枚)+スカウト(1枚)=4点
お手軽コンボ。そのぶん船乗りを相手に取られたりすることが多いです。

鍛冶屋(1枚)+戦士(2枚以上)=4点
鍛冶屋のカードに「鍛冶屋より戦士が多ければ4点」と書いているので、吟遊詩人と違って最低3枚のカードが必要です。
ただ戦士のカードは「村にいる吟遊詩人1人につき1点」なので、吟遊詩人をうまく組み合わせましょう。

鍛冶屋(1枚)+戦士(2枚)+吟遊詩人(1枚)+商人(0枚)=10点
先ほどのコンボの複合技です。たった4枚で10点。
ここから吟遊詩人や戦士を増やしていけばどんどん点数が増えていきます。

スカウト(1枚)+裏返しのカード(X枚)=X点
おすすめできません。裏返しのカードはそもそもカード効果が使えません。
シナジーで点数の増えるゲームなので、これを狙ってやっても勝てません。
敵に裏返しされてしまったときに、結果的に点数になったぐらいの使い方で。
スカウトは船乗りのために使いましょう。

 

まとめ

基本的には「鍛冶屋、戦士、吟遊詩人」を組み合わせるようにすれば点数が大きくなるので、勝ちやすくなるかと思います。

ルールが簡単で、プレイヤーどうしの絡みも多い(相手のコンボの潰し合い)ボードゲームなのでおすすめです。